« November 2005 | Main | February 2006 »

December 01, 2005

誰のための綾織

うの というわけで読み終わりました。
さの ……なんだか……ねえ?
   とりあえずネタバレも含まれますのでご注意を。
うの いやぁーすごかったね。噂どおり、これは「紛れ込んだ」
   なんてものでは決して。
さの しかも出てくるときは固めて出てくる。おまけに「はみだ
   しっ子」の中でも鍵になるようなフレーズが次から次へと。
   どこらへんがという詳しい話は検証サイトがありますので。

うの ちなみにミステリとしてはどう思った? 編集者との対話
   部分はそれなりに面白かったけど…。
さの これ条件縛りのミステリだったんだけど…犯人が出てこな
   いって条件ね。同じように条件縛りのミステリなら「密室
   の扉が開かないまま推理する」って条件モノの「扉は閉ざ
   されたまま」のほうがまだ面白かった。
うの しかも「犯人はその場に居たはずなのにいないことになっ
   てる」ってシチュエーションはどうも雪山を連想させるし
   ね。
さの ****が2人いるってネタもアンジーが2人いるっての
   と通じるし。それに沼のシーンなんてジャック思い出して
   しまった。セリフ以外にもいろいろかぶってるって言って
   る人がいたけど、このあたりのことかな。

うの 真相も、なんだかなあ… 実際、読んでる間語り手の女の
   子の言葉の端々に違和感は感じてたわけよ。だけどそれ以
   上に文章そのものの違和感が強くて、そっちのほうが消え
   てしまったというか…。
さの 自分の趣味に合わない文体読むのもたまにはいいよ(笑) 
   どういうのがダメか確認できて。
   わたしの場合、まず会話文がダメだった。こんなしゃべ
   りかた、普通する? そりゃリアルでの会話と小説では違
   うってのはわかるけど、小説世界においてもありえないよ
   うなしゃべり方だった。
うの イマドキの中高生のしゃべり方を入れようとして失敗した
   って感じかなあ…?

さの それとね、どうしても引っかかったのが化粧の話と、服装
   の話。「化粧を落とさないで寝るなんて云々…」ってセリ
   フが出てくるけど、拉致られた人がクレンジング持ってる
   わけないじゃん、と。
うの ムリだよね(笑) それに風呂もなかったし、石鹸もなさそ
   うだったし。
さの それから主人公は何を着て島を出たのか?というところ。
   沼から帰ってきて何を着てたわけ?
   些細なことかもしれないけど、小説読むときって頭の中で
   映像化されるから、こういうのが出てくると映像がフリー
   ズしちゃって先に進めなくなるんだよね…。
うの なるほど。
   でもまあ、そういうのがダメだってことを確認できただけ
   でも良しってことで(笑) 他に何か誉めることないかな…
さの 表紙の絵は好きです。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

« November 2005 | Main | February 2006 »